2021-07-06

ママカメラマンが我が子の卒園ブックをガチで作ってみた話。

 

みなさんの園の卒園アルバムはどのようなアルバムでしょうか?

・業者が作る卒アル

・保護者が作る卒アル

・先生が作る卒アル

と、様々なタイプがあると思います。

我が子が通う保育園では担任の先生が卒アルを作ってくれます。

今年卒園したうちの息子は2才から保育園へ通い始めたので、
2才の4月〜年長児の3月までの園での思い出を、
毎月先生がアルバムにしてくれ、
卒園のときにプレゼントしてくれるというもの。

2才の写真なんてまだ幼くて。

ぷっくりとしたかわいい我が子が園生活を楽しそうに送っています。

とても懐かしく、
園での楽しそうな姿がたくさん写っていました。

先生が作ってくれた素敵な卒アルがあるのに、
どうして今回卒園フォトブックを作ったのか

その経緯やこだわった点について書いていきます!

卒園フォトブックを作った経緯

今年の3月に卒園した息子。

我が子が通う保育園では、
卒園式後の謝恩会にてスライドショーを流すので、
今年のスライドショー担当にはりきって手をあげた私。

(卒園式スライドショーに関してはこちらの記事をどうぞ)

保育園の卒園式・謝恩会でのスライドショーの作り方を公開!

で、スライドショーに使う写真をこれでもかというほど撮影していたので

手元には大量の写真データがあったんですね。

最初はデータだけを保護者のみなさんにあげようと思っていたのだけど

データだけってもったいないなと思ったんです。

普段、写真の仕事をしていてフォトブックを作ることには慣れているし、フォトブックの良さもめっちゃ知っている。

フォトブックは5年後、10年後、20年後の宝物に絶対になる!と確信しているので

なら絶対フォトブック作った方がいい!と思い、保護者さんに相談したんです。

「私がもっているデータで年長さんのフォトブックを作りませんか?」と。

保育園時代のお友達の名前を忘れてしまっていた!

実は私、保育園時代のお友達の名前を忘れてしまっていたんです。

私は今自分が生まれ育った地元にいるので、昔の同級生の子どもが同じ保育園や小学校にいることがけっこうありまして。

それで、「きょーちゃん!」って元同級生に話しかけてもらえることが多く。
(どうやら私は昔から変わっていないらしい。。。)

そんなとき、「あー!久しぶり!・・・(んと、名前なんやったっけ!?)」
となることがあり。。。
(失礼きわまりなく。すみません。顔はわかるんです!)

小学校・中学校の友達は名前を覚えているのですが、保育園でお別れした友達の名前を覚えていなかったんです。

そんなこともあり、先生や友達の名前を載せたアルバムがあるといいな〜と思っていたんですよね。

保育園からいただく卒アルには、
先生の顔写真や同級生の名前が載っていないので、
今回撮った写真を使って、
名前と顔が一致するブックを作りたいと思ったのも作成理由の1つです。

仕事ではなく親目線でのフォトブックを作りたかった

保護者LINEでフォトブックを作りたい旨を相談したところ、
全員の保護者さんから快く了解を得たので、
はりきって作成にうつりました!

今回の卒園ブックのテーマは「親目線でのフォトブック」

元々撮影のときから、がんがん親目線で撮影していたので、ブックもそのまま親目線で作ることにしました。

保護者さんとのやりとり

そうそう、今回保護者のみなさんに相談した内容としては

・手元にデータが大量にあるのでフォトブックを作れたらと思っていることを伝えた

・レイアウトや印刷会社などは全て私に任せてもらう

・作成したレイアウトを確認してもらい、注文したい人だけ注文する仕組みにした

・料金は、印刷代と送料のみ

・全レイアウトが完成した時点で、1人いくらになるかを伝え、注文するか決めてもらった

・名前と将来の夢についてのページは各保護者に連絡し、間違いがないか確認してもらった

という点ですかね。

 

今年の卒園児は19名いたのですが、結果ほとんどの保護者さんが注文してくれました。

頼まれなかった保護者さんの中には、

「お姉ちゃんがやきもちをやいて、『妹だけずるい!』って拗ねちゃって。。。頼みたかったんだけどごめんなさい!」

という方もいらっしゃいました。

 

その気持ちわかります。

我が家も上2人にはないですからね。

うちの子も最初は「Y(息子の名前)だけずるい!」って言っておりましたが、

作成している私のパソコン画面をみているうちに

「早く完成品みたい!」って楽しみにしてくれるようになったので、

もめずに注文できたんですよね。

完成した卒園フォトブック

表紙と裏表紙

外部講師による体操教室

英語

日舞

絵画

サッカー大会

エアロビクス

ランチ

お当番

放課後園庭遊び

運動会

園生活の集大成、最後の発表会

創作劇はSDGsを題材に

和太鼓演奏

卒園式

入学式後にみんな集合

担任の先生とのページ

卒園ブック製作のこだわり

1. 創作劇の衣装で1人1ページの贅沢配置

私の憧れであり、大好きなフォトグラファーである山本ミニ子さん(HP:にちにち寫眞)が、
以前ご自身のお子さんが通う園の卒園アルバムを作成されていて、
その中で、1人1ページのポートレート写真を載せられていたんです。

2月に衣装撮影で園におじゃましたときに
1人1人の全身写真も撮っていたので、

「個人の紹介ページにはこれを使いたい!」と

ミニ子さんのマネをさせてもらい、
1人1ページ使って、創作劇での衣装写真を全身載せました。

その隣には、将来の夢を描いた写真を入れました。

この1人1ページの写真は、保護者のみなさんも先生もとても喜んでくださいました!

2. ページ数はなんと62ページ

・年長児19名を1人1ページ

・外部講師との活動

・普段の様子

・運動会や発表会、卒園式など行事の写真

・先生や園舎の写真

を、存分に入れ込んだので最終的に62ページもの大容量に。

思い出たっぷりのアルバムになったと思います。

3.  卒園式・入学式後のランドセル写真も掲載

仕事ではないことで時間の制約がなかった今回のブック作り。

どうせなら、卒園式、そして入学式後の写真も入れたい!と最後の最後まで写真を撮り続けました。笑

我が子が通う園では、小学校の入学式後に保育園へ向かい、先生方に入学の報告をする慣わしがあります。

今年は仲良し19名が9つの小学校に分かれて進むことになったので、入学式後にみんなに会えるのを楽しみにしていました。

保護者だからこそ撮れた写真がたくさんあった

令和2年度は年長さんが19名と例年より少ない人数だったため、撮影前から年長児全員の名前と顔がわかっていました。

そのおかげもあり、2月から3月までの撮影期間、子どもたちもとってもフレンドリーに接してくれました。

「Yくんのお母さん、今日も写真撮る?」
と3月に入ってからは毎日言われるくらい。笑

とある日は、ランチタイムだけ撮影して帰るつもりが、
1人の女の子に「この後サッカーがあるから、サッカーも撮って!!」とお願いされ、

ランチ・サッカー・おやつ・降園前のお集まり・放課後園庭遊び
と、約5時間年長さんの密着撮影を行ったこともありました。

そのおかげで普段の様子もバッチリ撮ることができました!

年長さんも「Yくんのお母さん」というポジションにすっかり気を許してくれ

かわいい笑顔を見せてくれたり、
真剣な顔を見せてくれたり、
変顔までしてくれたり。

保護者だからこそ撮れた写真がたくさんあったなと感じます。

まとめ

卒園フォトブックを作って感じたことは

「卒アルを作る業者さんってすごいっ!!」ということでした。

大量の写真の中からレイアウトを考え、だいたい等しく生徒がうつるように配置し、
誤字がないよう気をつけ、印刷までもっていく。

仕事とはいえ、すごいなぁと尊敬です。

ただ、今回は私の作りたいように作らせてもらい、
息子の大好きな仲良しお友達との思い出を1冊にまとめることができて
完全に自己満なのですが、すごくうれしかったです。

担任の先生にプレゼントしたところ、ものすごく喜んでくださり。

今でも当時の担任の先生にお会いすると

「おかあさん、あのときのブックを今も何回も見返すんですよ。
子どもたちとの思い出をアルバムにしてもらい本当にありがとうございます!」

とお礼を言ってくださいます。

子どもたちもこれからどんどん大きくなっていって
保育園での思い出も忘れていっちゃうんだろうけど

「こんなときがあったんだよ〜」
「小学校は別々になったけど、この子ととっても仲良しやったんよ」

と卒園ブックを見返しながら何年先も一緒に話すことができる、そんなブックを作ることができてよかったなぁと感じています。

このブログを見てくださっているカメラ好きなママさんやプロカメラマンさんも
もし機会があればぜひ作ってもらいたいなと思います。

そして、私は

「末っ子が年長になったときに同じようにブックを作れたら。。。」

と今からその機会を虎視眈々と窺っているのです。

 

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