5/25~27まで賢明寺にて降誕会(ごうたんえ)という、親鸞聖人のお誕生をお祝いする法要が行われました。
その法要の中で、「初参式」(しょさんしき)とよばれる式も開催。
「初参式」とは、その漢字の名の通り、初参りの式。
赤ちゃんが生まれて1ヶ月になる頃に神社にてお宮参りをされる方も多いですよね。
そのお寺バージョンなのです。
お寺での「初参式」は何のためにするの?
ご家族だけでなく、ご縁あるみなさんの願いを受けて生まれてきた赤ちゃん。
「しあわせにスクスクと成長していってほしい。」と願ってはいるものの、思い通りにはいかないことも多いでしょう。
しあわせだけではなく、地に足をつけた人生を歩んでいく。そのお話を聞かせてもらう場がお寺なのです。
また赤ちゃんの誕生は、同時に親としての誕生を意味します。
「子育て」は「親育て」ともいいますよね。
子どもが1才なら親も1才。
子どもが3才なら親も3才。
かけがえのないわが子を育てることをとおして、そのわが子から、人間として親として育まれ、成長する歩みが始まっていきます。
親子ともどもに「いのち恵まれてよかったね。」とこのいのちを授かったことを喜んでいける人生を歩んでいきましょう。
「初参式」で行うこと
これまでの賢明寺での初参式では、
①式章・念珠授与
②おつとめ・お焼香
③お祝いの言葉
④記念撮影
⑤記念品の贈呈
という式次第で行ってきました。
ですが、今回のご講師である松月博宣先生からただの式だけじゃない初参式の在り方のお話を伺い、わぁ!それとっても素敵!と思ったので、来年からはちょっと違った初参式を行っていくつもりです。
今後の「初参式」
近年は降誕会法要に合わせて日程を組んでいましたが、来年からは法要の中ではなく、別日に「初参式」単独で開催します。
法要の中ではやはりバタバタと慌ただしく、せっかくお参り下さったご家族ともゆっくりお話ができないことが多いため、式の後に茶話会ができるスタイルに変更します!
また、今の赤ちゃんやお子さんの手形を残したり、お子さん向けに今の気持ちを手紙に綴ってもらったり、ご家族ごとにゆっくり写真を撮ったりと、お参りだけではなく、楽しめる時間ももちたいなと思っています。
①色紙に手形
②記念品授与(式章・念珠・お菓子・記念アルバムなど)
③おつとめ・お焼香
④お祝いの言葉
⑤記念撮影
⑥茶話会(てがみの時間)
親から子へと未来のお子さんに手紙をわたします
初参式では、受式されるお子さんへの今の思いを手紙に綴ってもらいます。
(1才でしたら、1才のお子さんに向けての今の思いを)
そして、封をして、ご指定される年のお子さんのお誕生日にお手紙をお渡しします。
それは何年後でもいいのです。
15才の誕生日に。
18才の誕生日に。
20才の誕生日に。
結婚を迎える年の誕生日に。
その大切な誕生日の日までお寺にて保管しておきます。
きっとその日は特別な誕生日になるのではないでしょうか?
初参式要項
・日時:毎年5月第4日曜日 午前10時~
・所要時間:式20分とその後茶話会30分ほど
・お申込み:1年前より受け付けております
・対象:0~小学校入学前までのお子様とご家族
・参加費:定まった費用はありません。(お供えとして)
・服装:特に決まりはありませんが、皆さん少しオシャレをしてこられますよ(^^)
・持ってくるもの:ご家族のお念珠(持っておられる方は式章)…お持ちでない方はお寺から貸し出ししています。対象のお子さまにはお寺より式章・お念珠の贈呈があります。
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