西日本をおそった大雨。
私が住んでいる福岡県豊前市も6日夕方に大雨特別警報が発令されました。
5日から降り始めた雨は止むことがなくずっと降り続き、6日に入っては雨足がひどくなる一方。
娘の通う小学校からも連絡があり、大雨のため、授業を短縮、教職員同伴のもと集団下校させるとのこと。
ちょうど5・6日はお寺の夏法座でした。
ですが、6日の法座が始まる頃からいわゆる「バケツがひっくり返るような雨」になり、これは危ない!とのことで、法座も途中でとりやめにしました。
お寺の庭もこの通りあふれんばかりの雨水。
そして、雨が小康状態になった時間にみなさまそれぞれお家に帰られました。
賢明寺は少し坂の上にあり、山もなく、川からも離れているので、洪水の心配はあまりありませんでしたが、ご門徒さんや友人の家は山が裏にあったり、川がすぐ側にあったりするので、テレビでの大雨情報をずっとつけて、雨の行方を家族で見ていました。
そして、7日には賢明寺にて「トランポリン&サッカーパフォーマンス」のイベントを控えており、なんとか豊前市の近くまで来ようと2人のパフォーマーさんが岡山よりこちらに向かっている途中だったのです。
しかし、あまりの豪雨に、お2人と話し、安全確保のためイベントは中止することにしました。
が、お2人はとりあえず豊前へ向かうと連絡を下さっていました。
この時点では、福岡・佐賀・長崎の3県のみに大雨特別警報が出ている状態だったので、向かっているお2人と連絡をとりあい、九州入りは難しいかもしれないので、その手前で泊まった方がいいとこちらからは連絡していました。
福岡はほぼすべての高速道路が通行止め、その影響で下道も渋滞で移動は厳しいと判断したためです。
その時にはまさか広島であんなに降っているとは思ってもいませんでしたから。
連絡をとっていたときには、まだ山陽道は通っていたようで、「下関までは来れるかも。」という様子でした。
しかし、その晩に「広島の竹原で川に水があふれて、道路がふさがれ、どうにも進めなくなってしまった」とメッセージが。
お2人はそのまま、近くのローソンにて車中泊、翌日になってみると、他の町へ通じる道がすべてふさがれ、彼らのいた場所は陸の孤島となってしまったとのこと。
そして、8日現在も竹原の体育館に避難されているとのことなんです。
私たちも翌日ニュースを見て愕然。
山口・広島・岡山、さらに四国・関西とものすごい広範囲に被害が及んでいました。
彼らはSNSで自分たちの無事を報告し、その体育館にて子どもに向けてパフォーマンスをしたり、トランポリンで遊んでもらったりと、そこにいる子どもたちに笑顔を分けている様子がアップされているのを見て、とりあえずはほっとはしました。
この度の豪雨で、いつどこにいて災害に合うか本当に分からないものだと思わされました。
豊前市では大きな被害は見られなかったようですが、それでもあの大雨はとても恐ろしかったです。
今まで経験したことのないような大雨。
本当にその通りでした。
常に備えるべし。
自然の脅威の前になすすべのない人の無力さを痛感しました。
私にできる支援は何だろう。。。
そう考えさせられる出来事です。