「ちょっと待って!」の「ちょっと」には個人差があるんだよ

「ちょっと待ってね!」

子育てしているとつい使っちゃうこの言葉。

便利なんです。

何かしているときに子どもから声がかかると、「ちょっと待ってね」って言っちゃう。

だけどちょっと待って!

あなたの言う「ちょっと待って」の「ちょっと」ってどのくらいですか?

私にとっては1分くらいが

「ちょっと待ってね」の時間間隔。

でも

3秒の人もいるでしょう。

30秒の人もいるでしょう。

5分くらいの人もいるかもしれない。

この「ちょっと」ってかなりの個人差があるんですよね。

「ちょっと」が1分の私が

「ちょっと待ってね」と言ったとして

相手は3秒の人だったら

「どんだけ待たせるの!?」ってなっちゃう。

そのことを知る機会があってそれから私は「ちょっと待って」を使うのをやめました。

「ちょっと待って」をやめて、具体的にどのくらい待ってもらえばいいのかを伝えることにしたんです。

「Kちゃんのおむつ替えが終わるまで待ってね。」

「洗濯物を干し終わるまで待ってね。」

などなど。

すると子どもも

「そうか、おむつを替えるまでね。」

と理解するし

私も「おむつ替えが終わったら息子の要望に応えよう!」と思うわけです。

そして用事が終わったら

「待っててくれてありがとう。」

の一言を添えると、子どももとても満足気な顔をします。

「ちゃんと自分は待てたんだ」って自信になるのかな?

「ちょっと待っててね」じゃどのくらい待っていいのか分からないし

「まだ~?ちょっとって言ったのに・・・」って子どもから不満が出ます。

子どもにとっての「ちょっと」は、ほんとにちょっとなんだと思います。

5秒とか10秒とか。

だから「ちょっと待って」で5分以上なんて待てるわけがない(笑)

それで子どもがぐずって「ちょっと待ちなさい!って言ったでしょー!!」なんて怒鳴っちゃったら子どもかわいそうですよね。

自分の感覚と相手の感覚は違う。

大人だけでなく我が子でも。

それを知るとこちらの言葉の使い方も変わってきますよ~(^^)

photo by Kozo

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大江香子

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