写真の上達にはゴールを設定しよう!

 

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空手二女と写真の共通点は“ゴール”

「練習できてたら試合でるね。できてなかったら試合に出らんけ」

これは、11月に開催される試合に出るか出ないかを話し合っていたときに二女が言った言葉。

二女は昨年の11月から空手を始め、週2〜3回練習に通っていたのですが、新型コロナがものすごい勢いで感染拡大していた8月半ば〜9月末まで1ヶ月以上練習を休んでいたんです。

それで、10月から練習を再開したものの、試合まであと1ヶ月しかないので、試合に出るのを迷っていました。

試合申し込みの期限が迫ってきたため、どうする?と二女と話していた時に上記の言葉が出たんですね。

 

そのときに私は

「“練習できたら試合に出る”っていうのは、たぶん練習ができないままなんじゃないかな」

と二女に言いました。

「どういうこと?」と二女。

「例えば、水泳のテストで、“30秒以内に25Mクロールを泳げたら合格”っていうのが次のテストなら、30秒を切るためにどうやったら今より速く泳げるようになるかを練習するじゃない。だけど、“30秒以内に泳ぐ”っていう目標がなくて、ただ25M泳ぐ練習をするだけじゃ、30秒以内にゴールするのは難しい気がしない?」

と、例えをスイミングの進級テストに例えると、二女はなんとなく話が分かったようで
少し考えた後

「じゃあ、試合に出るけ練習頑張る!」と言ったんです。

 

最初に言った二女の言葉は

「練習ができたら試合に出る」

でした。

 

ところが、私と話した後の二女の言葉は

「試合に出るから練習する」

に変わっていました。

 

どちらの言葉も「試合に出る」「練習する」というのは一緒なんです。

 

だけど、この2つは大きく意味が違います。
違いは、そこに“ゴールがあるか、ないか”なんです。

スイミングの話だと、「30秒以内にゴールする」というのがゴールで、
空手の話だと、「試合に出る」というのがゴールです。

 

「試合に出る!」というゴールがあることで、試合で力を発揮するための練習ができる。

逆にゴールがないと、何のために練習をしているか分からず、本人も練習に身が入らないですよね。

 

この二女とのやりとりで、私自身すごくハッとさせられました。

 

写真も一緒だ!って。

 

写真にもゴールが必要な理由

子どもの写真を撮る時に“なんとなく”でシャッターを切ったら、やっぱり“なんとなく”の写真になっちゃうんですよね。

「自分は子どものどんな瞬間を撮りたいのかな」という写真のゴールを先に決めると、そのゴールに向かって写真を撮ることができるんです。

この3枚はそれぞれゴールを決めて撮影しています。

1枚目は、豪雨の中一生懸命傘を差しながら歩く末っ子を撮りたい!というゴール

2枚目は、長靴でぴちゃぴちゃ遊んでいるところを撮りたい!というゴール

3枚目は、どこで撮ったのか分かるように、そしてアジサイ&傘を一緒に撮りたい!というゴール

 

だから、2・3枚目は娘の顔が見えてないけど、いいんです。

私のゴールは、2枚目は足元、3枚目はどこかわかる場所&アジサイ&傘娘だったから。

 

どんな写真を撮りたいかのゴールを決めておくと、我が子の写真もパッと見て何を写したかったのかがわかる写真になりますよ(^^)

そして、ゴールを癖づけるとカメラを構えた時に迷わずシャッターを切ることができます。

 

お客様に

「よく子どものあの瞬間を写真に撮れましたね!」とか

「子どもの生き生きした写真をたくさんありがとうございます!」

などとご感想をいただくのですが、

それはやはり、撮影の瞬間瞬間に写真のゴールを頭の中に浮かべてシャッターを切っているからだと思います。

だから、お子さんと遊んでいるようにみえて(いや遊んでいるんですけどね)、お子さんのことをよく観察しています。

そのときの風景も一緒に観察しています。

そして、今はこれやー!って瞬時に判断してカメラを構えているんです。

ゴールを設定することで、脱「いつも同じ写真」に!

子どもの写真がおんなじような写真ばっかりだなぁって子ども写真のマンネリ化に悩んでいるママ、次からはゴールを決めて写真を撮ってみてください!

“子どもの何を写真に残したいのか”です。

 

おもちゃで遊んでいる子どもを写真に撮るならば

・子どもの表情なのか

・遊んでいる全体の姿なのか

・この時期にはまっているおもちゃだけなのか

・指先とおもちゃなのか

・夢中で遊んでいる後ろ姿なのか

などなどバリエーションはいくらでもあります。

 

ゴールが子どもの表情ならば、子どもの表情がうつるように自分の目線を下げてカメラを構えますよね。

遊んでいる全体の姿ならば、自分は子どもから少し離れて、子どもとおもちゃ全体が入るように引いてカメラを構えますよね。

指先とおもちゃならば、ぐっと近寄って指先の方にカメラを向けますよね。

 

こんな風にゴールが決まれば自然と撮り方が変わってきます。

一眼レフやミラーレスカメラだけでなく、スマホでも同じことが言えます!

 

明日からのみなさんの写真がきっと変わりますよ♪

「子ども写真がいつも同じ」とお悩みのママにこの話がお役に立てればうれしいです。

 

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写真にゴールを決めて、今日からバリエーション豊かに子ども写真を撮っていきましょう!

 

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大江香子

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