運動会のかけっこ写真を撮るための4つのポイント

運動会シーズン到来!

毎日保育園や小学校で練習を頑張っている子どもの姿を見ていると、
運動会が楽しみになりますよね!

そんな運動会で写真を残したい場面の1つに「かけっこ」がありますよね。

今回は、屋外で行われる運動会でのかけっこ写真の撮り方をお伝えします!

目次

かけっこを撮るときのカメラの設定

かけっこで走る我が子を撮るために大切なのは、

我が子にピントが合うこと!

我が子が走ってきた時に、
「我が子にピントを合わせてそのときにシャッターを押す」
という作業が必要になります。

子どもにピントを合わすために必要なカメラの機能は、

① シャッタースピード

② オートフォーカス(AF)

③ ピントの合う範囲を決めるF値

の3つ。

そして、

④ 連写で撮る

という全部で4つのポイントが大切になります。

シャッタースピードはどのくらいあればいい?

“シャッタースピード”というのは、動いているものにピントを合わせたり、逆に流動感を出したりと、写し方を調節する機能です。

かけっこでは、動いている我が子にピントを合わせないといけないので、シャッタースピードを速くする必要があります。

おすすめは1/1250~1/2000(秒)

分母の数字が大きくなるほど、シャッタースピードは速いってことです。

これくらいのシャッタースピードがあれば、走ってくる子どもがピタッと止まったように撮ることができます。

ピントを合わせるオートフォーカス(AF)機能って?

カメラが自動でピントを合わせてくれる機能に“オートフォーカス(AF)”と呼ばれるものがあります。

ピントを合わせるオートフォーカス機能にも様々な種類があるのですが、
動いている被写体を常に追いかけてくれる
“コンティニュアスオートフォーカス”というモードを使用して、撮りたい我が子を追いかけ続けましょう。

この機能は、カメラによって名称が違うのですが、

キヤノンでは「AIサーボAF」、ニコンでは「コンティニュアスAFサーボ(C-AF)」と呼ばれています。

ご自身のカメラだとどのモードなのかチェックしてみてください!

AF-S、AF-C、MFなど3つのモードに分かれている機種もあります。

この中だと、AF-Cが上記の内容にあたります。

 

ピントを合わすときにカメラに表示される□のようなものが、我が子にくるようにしておきましょう。

 

ピントの合う範囲を決めるF値って?

F5.6・1/2000秒にて撮影

カメラにはF値といって、ピントが合う範囲を決める数値があります。

それは、F3.5とかF5.6とか変な数字で書かれていることが多いです。

このF値の数字が小さいとピントが合う範囲が狭くなり、
F値の数字が大きいとピントが合う範囲が広くなります。

ピントを我が子だけにバシッと合わせたいけれど、万が一隣の子にピントが合ってしまっても、F値の数字が大きければ、我が子にもピントが合ってくれることも多いです!

おすすめは、F値をF8くらいにしておくこと。

本当はF11くらいまで大きくしたいところですが、そうすると撮影モードによっては先ほど書いたシャッタースピードが遅くなっちゃったり、写真が暗くなっちゃうこともあるので、F5.6〜F8くらいがおすすめかなと思っています。

連写モードで何枚も撮る!

カメラを連写モードに設定し、ピントの□が体に合っている状態で、何枚も連写します。

そうすると、何枚か撮った中からベストショットを写真として残すことができます。

上記の写真を撮ったときのカメラ設定

ちなみに、上の連写写真時のカメラの設定は

A(Av)モードにて撮影

・F値・・・F7.1

・シャッタースピード・・・1/640秒

・ISO・・・200(オートでOK)

でした。

 

Aモードで撮影すると、F値は自分で決めることはできます。

だけど、シャッタースピードはカメラにお任せになっちゃいます。

 

晴天の屋外で撮影する場合は、このAモードでも十分撮影できると思います。

 

だけど、絶対にブレないように撮りたい!って方は、S(Tv)モードで撮影しましょう。

こちらは、シャッタースピードは自分で決めることができるけど、F値(ピントが合う範囲)はカメラにお任せになります。

Sモードのときは、シャッタースピードが1/1000あればいいんじゃないかな。

写真を撮る前の準備も大切

・バッテリーの充電はOK?

・SDカードは入ってる?

・我が子がどこから走ってどこにゴールするのか。そして、自分はどこでカメラを構えるのか

・我が子だけの一発撮りではなく、他の子で練習させてもらいましょう!

(我が子が運動会かけっこの一番最初に走る時は、もう頑張るしかない!)

・撮る前に、カメラの設定を確認しておきましょう!

確実に子どもにピントを合わせて写真を撮るには

上記と同じようにカメラを設定したはずなのに、うまく撮れないこともあると思います。

私もうっかり連写モードにするのを忘れていて、超焦ったりとかあります。

カメラの勉強をする前は、撮り方を調べていたのに、なぜか我が子でなく、応援する保護者にピントが合ってしまったという悲しい過去もあります。

“動くものにピントを合わせて撮る”というのは、やっぱり難易度が高いんですよね。
 
走っている我が子を撮る自信がない!というママ・パパにおすすめなのが、
 
「ヨーイドン!」の瞬間を撮るというもの。
 
子どもが並んで名前を呼ばれているところや、「よーい」で構えてスタートダッシュする瞬間は走っている最中よりも撮りやすいです。
 

まとめ

今までの話をまとめると、

晴天の日のカメラ設定はこの4つのポイントでかけっこ写真はバッチリ!

・オートフォーカス(AF)は「AIサーボAF」「コンティニュアスAFサーボ(C-AF)」

・連写モード

・ピントを合わせる範囲を決めるF値はF5.6~F8

・シャッタースピードは1/000~1/2000

 

そして、撮影のダイヤルモードは

1.A(Av)モード

F5.6~F8、シャッタースピードが1/640~1/4000の間(できれば1/1000あるとうれしい)、ISOオート(400~3600)

Aモードではシャッタースピードが1/640より遅いよ!ってとき

 

2.S(Tv)モード

シャッタースピードが1/1250~1/2000、F4~F8、ISOオート(400~3600)

 

という優先順位でダイヤルモードを設定するといいと思います。

 
失敗しても大丈夫!
我が家もピントが合っていないいわゆるピンボケした写真をフォトブックに大きく載せています。
 
子どもに「おかあさん、顔にピントが合ってないやん!笑」って鋭くつっこまれたこともあります。
だけどね、そうやって子どもが頑張る姿を写真に撮ろうとしてくれていたということは、子どもにちゃんと伝わっているんです。
 
ピントが合っていなくても、うれしそうに昔の運動会の写真を眺めるんです。
 
だから、ピントが合ってバシッと撮れれば最高だけども、ピントが合っていなくてもそんなに落ち込まなくて大丈夫です!
 
楽しい運動会の思い出を残しましょう♪
 
 
読んでみたけど、意味が全然わからん!
シャッタースピードってどこで変えるん?
Aモード、Sモードって何?
 
と、まずはカメラの基本操作から知りたい方は、下のカメラ講座に一度お越しください♪
 

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大江香子

 
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